mountain climbing
2014.07.21
アウトドアの朝は早い
思った以上に早い
その代わり1日が長い
朝・昼・夜を満喫する楽しみを知ってしまった
地図を広げるだけでワクワクするのはなぜだろう?
これから自分が進むルートを確認すると、期待が一気に高まる
自分が歩いた道を、色の付いたペンで塗りつぶしていったら楽しいだろうなぁ
ずっと曇り空だったはずなのに、いつの間にか空の方が明るくなってきた
見上げた先が少しずつ光を放ちながらキラキラと輝きだした
木々が光を身にまとい、さっきまでとは違う表情を見せる
刻々と変わる光を見逃してはもったいないと思い、しばらく空を見上げてた
24時間だとか365日だとか、
そういう数字では追いつかないくらい、果てしない時間
森の中では、そういった時間が凝縮されて、静かに重なっている感じ
未来はすぐに今になって、今はすぐに過去になる
途方のない時の流れの、その一瞬に自分が交わる
時の魔法にかけられたような不思議な感覚
広すぎて、大きすぎて、どこをどう見ていいのか分からない時
なんとなく気なった所を見ていると、少しずつ何かを感じはじめる
あれこれ迷ってしまう毎日も、視点をずらさないでいると発見があるのかも
楽しいも苦しいも分かちあえばいい
気になったことがあれば聞けばいい
「がっこう」なんだから、ひとりじゃないんだから
いつでも誰かが見てくれているんだから
山を歩くのは疲れる
楽しいけれど、やはり疲れる
ひとりだったら途中で諦めてたかもしれない
仲間と一緒だから頑張れた気がする
頂上に立った時の高揚感は、ひとりでは半分になっていたかもしれない
妙にハイ、イイじゃない!
photographs/zeki,Suzuki,Yoshimura,Matsuyama lyrics/zeki